FM日記 トリノ編13/14 ダービー編 閑話休題 | mukadeのblog

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他愛のない事を書き綴るblog
PCゲーム「NWN」のblogから引っ越してきたこともあり、しばらくはそのこと中心かも。

今回はまた少し、雰囲気を変えてお届けします。
とゆーか、凄いことをしてたと今頃気付いたからなんですが(笑


・トリノFCアシスタントマネージャー ミニインタビュー

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5年前、トリノFCのアシスタントマネージャーに、
あの「ロベルト・ロハス」が就任すると聞いた時は驚いたものだった。
1989年のワールドカップ予選での不正事件以降、
ブラジルはサンパウロでキーパーコーチ、監督とキャリアを積み重ねていき、
その後はビッククラブとは縁がなかった彼が、ビセンテ監督に招聘されたのはなぜか?

ロハス「私にも驚きだったよ。しかもそれは二重三重の意味でね。
     欧州のクラブ、それも名門からのオファー。
     それに私のボスは女性になるというのだからね!」

しかし、久々のビックオファーに彼は決断を迷わなかったようだ。

ロハス「女性がフットボールに関わることに抵抗を覚えたことも確かだった。
     だが、彼女の情熱は本物だったし、よく学んでいることも話しているうちに良く分かった。
     決定的に足りないものは私が持っていた。『経験』だよ。
     だから、このプロジェクトは成功すると思えたんだ。」

今期は契約も延長し、リーグ戦3位と好調を維持しているチームを影でしっかりと支えている。

ロハス「今は充実した日々を送っているよ。プロジェクトは順調だ。」


・ある日のトリノFC
トレーニングセンターにて

ビセンテ「ハーイ! ヴァネッサ! 元気?」

ヴァネッサ(女性フィジカルコーチ・スコットランド人)
「今日もまた、随分とご機嫌ね、ミリー。」

ビセンテ「チームが好調だからね。まあ、ここから厳しくなってくるけど。」

ヴァネッサ「まあ、中三日の試合が続いてるしね。でも昨日もよく勝てたわ。」

ビセンテ「ここ一番で、今シーズンはゴールがなかったヴァイラッティが決めてくれたからね」

ヴァネッサ「いい状態の証拠よ。怪我人が出ないことだけを祈ってるわ。」

ビセンテ「そうね、じゃね~!」


ミーティングルームにて

ロハス「わずか2勝でカップ戦は準決勝か。」

ビセンテ「ベスト4進出よ、快挙じゃない!」

ロハス「国内カップ戦は狙ってはなかっただろう?」

ビセンテ「でも、ここまで来たらチャンスよ。」

ロハス「試合日程は厳しいぞ。ユーロカップもグループリーグを突破できたからな。」

ビセンテ「いや、よくやったほうだと思うけどね。下馬評は悪かったし。」

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ロハス「結果だけ見るとぶっちぎりの勝ち点だがな。」

ビセンテ「まぁ、ハーツ戦以外は全部が接戦だったけどね。」

ロハス「…おっと、イタリアカップ準決勝の相手が決まったぞ。
     って、おい!」

ビセンテ「え~、インテルは準決勝は手を抜いて負けてるよ~」

ロハス「じゃなくて、おとなりさんだ。」

ビセンテ「ユベントスね! 年に4回もダービーすることになるとはね。
      でも、これで負けられなくなったわね!」

ロハス「狙うか!」

ビセンテ「そうね。それに…。」

ロハス「なんだ?」

ビセンテ「ビアンキにタイトルを取らせてあげたい。」

ロハス「ん?」

ビセンテ「彼、もはやチームの象徴どころか偉人扱いなのよ。
      でもタイトルとは無縁。なんとか一つでも勲章をあげたいの。」

ロハス「ヤツも31歳だからな。ピークはあと2年あればってところか」

ビセンテ「時間がないわ。取れるタイトルは取らないとね!」