FM日記 トリノ編13/14ダービー編① | mukadeのblog

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全体を通して敗戦の記事が多い気がしますが、
印象深い試合やいい試合は大抵、負けてる試合なんですよね…。

・デルビー・デッラ・モーレ前夜 トリノFC編(文・構成 セルゲイ・ムカデコフ)
今季最初のデルビーがデッレ・アルピで行われる。
トリノFCは昨年のように無敗を続けているわけではないが、
好調を維持して、勝ち点31と4位をキープ。
敗戦はローマ戦とナポリ戦の二つのアウェイの試合、
ホームで迎えたミラン戦、インテル戦と難敵ばかりであり、
他は取りこぼしなく勝っている印象だ。
ただ、一週間前のインテル戦はホームであるにもかかわらず、
勝利できなかったことから、その影響が心配される。
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前日の監督の記者会見では、そのことも話題となった。

ビセンテ監督「インテル戦の感想?『神は何故インテルにジュリオ・セザールを与え給もうたか?』よ。」
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前半のトリノの動きは硬かったものの、
後半の盛り返しは確かに互角といえるだけの内容であった。
ジュリオ・セザールの神懸り的な活躍なくしてインテルも勝利はなかったであろう。
この試合、フリーキックによる1失点のみで評価点8.3は驚異的だ。

では、デルビーでは同じ言葉をブッフォンに送ることになるのでは?
記者の質問に、ビセンテは微笑で答える。

ビセンテ監督「ユベントスのキリストがうちのロメロに対して、そう嘆くことを願ってるわ。」
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ポルトガルからやってきたイエスに挑発的な発言だが、
この監督の力量をビセンテ監督は誰よりも認めているようだ。

ビセンテ監督「セリエにいる二人のポルトガル人監督はとても素晴らしい指揮官よ。」

今回の試合のキーマンに関しては、今期から加入の脅威のエジプシャンをあげた。
ワンダーボーイ、ハッサンである。
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ビセンテ監督「トレゼゲがいなくなったらこれだもんね、やんなっちゃうわ」

遠目の位置からでもゴールを狙うことが出来るハッサンは、メッシやロナウドを超える存在とも噂されている。
デルビーで彼を封じることが出来るかが、トリノFCの勝利の行方を左右するだろう。

・白熱のデルビー戦をレポート!(文・構成 セルゲイ・ムカデコフ)
デルビー・デッラ・モーレはトリノFCの実力が確実に上昇していることを示すような、大熱戦となった。
ここ数年、一度としてデルビーに負けてないユベントスは今回はホームということもあり、
勝利はほぼ確実と見られていたが、その認識を改めねばならなくなった。

試合はユベントスがダイヤモンドの4-4-2、トリノは4-1-3-2で挑んだ。
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試合はジエゴを中心にキックオフからユベントスペースで進む。
すると前半4分にはジエゴからのパスをうけとったハッサンが30メートルのロングシュート!
これがあっさりゴールネットを揺らし、先制点。
やはり、ユベントスの優位は変えられないのか?
その後も何度もフアンフランの右サイド突破からチャンスを作り出すユベントス。
トリノFCは防戦一方だ。
21分にようやく、ベラッティのスルーパスに反応したランザフォメがファーストシュート。
これはブッフォンががっちりキャッチする。
試合が落ち着き始めた28分、再びハッサンが輝く。
バイタルエリアからパッツィーニげ素晴らしいスルーパス!
パッツィーニが豪快なシュートを放つもこれはロメロがスーパーセーブ!
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一番手前にいるのがハッサン。DFのすき間をつく美しいパスだった。
その後も一対一の局面を何度も防ぐロメロは追加点を許さない。
トリノも逆に何度がチャンスを迎えるものの、
ユベントスDFのダルトン、キッエリーニがビアンキを完全に封じ込める。
タフェールは下がってボールを追うのを余儀なくされており、
ベラッティは前線へ効果的なパスを出せなくなってくる。
それでも前半終盤はトリノの攻撃で終わり、後半へ期待を持たせる形に。
フアンフランの突破は許すものの、左のジョビンゴを封じていたのが、
トリノの守備に安定をもたらしていたのも大きい。

後半に入ると、徐々にトリノがチャンスを作り出すことが多くなってくる。
キッエリーニらの集中力も落ちてきたのか、徐々にビアンキが目立つようになってきた。
しかし、ブッフォンの壁は大きく、なかなか得点は出来ない。
それでも後半71分にトリノに最大のチャンスがやってくる。
カウンターからタフェールのパスを受け取ったビアンキがペナルティエリアに侵入。
追いついたダルトンがビアンキを倒してしまいファウル!
PKを獲得したトリノ。
蹴るのは当然ビアンキだ。

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しかし、これもブッフォンがスーパーセーブ!
もはや、ブッフォンから点を取ることは出来ないのだろうか?

ここで、トリノは賭けに出る。
この日、中盤でいくつものチャンスメイクをしていたベラッティを交代して、
アンドレア・ポリを投入。
DFラインもあげて、総攻撃を開始するトリノ。
しかし、ポリは逆に中盤でボールを奪われるなどして、カウンターのチャンスを与えてしまう。
賭けは裏目に出たかと思われた86分。
ブオナノッテからボールを受け取ったポリは、
マークにつくマルキジオを股抜きでかわして、一気にペナルティエリアへ!
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決して勢いはないが正確なシュートは、ブッフォンの左わきを抜けゴールに吸い込まれる!
試合終了間際でまさかの同点弾!
トリノは賭けに勝利した。

試合終了後のビセンテ監督の談話
「アウェーでこれだけの試合が出来ることがわかったのは良かった。
 あとはホームでデルビー初勝利を狙うわ!」

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